小判弁当その後
あらすじ
オークションにて破格の値段で落札した
柴田慶信商店の小判弁当。しかし手に入れてみると、
蓋はひび割れているわ、変形しているわの
散々な状態だった。果たして修理することはできるのだろうか?
http://d.hatena.ne.jp/sawarax/20050810#p2
柴田さんでは、白木なので塗りなおすよりは新しく購入した方が
長くお使いいただけます、とのことで修理はひきうけていただけなかった。
以前購入したことのある別のお店でも、修理してもまた元に戻るかも
(それだけ亀裂が深いから)と、職人さんがいい顔をしなかったようだ。
で、結局雅乃さんというところが引き受けてくださったのでお願いすることにした。
内側の汚れがひどかったようでそこだけ漆が手塗りしてある。
やはり新品を買うのと同じような値段になった。
表側のすり漆塗りのところは使用感ありありの仕上がり。
新品の方がよっぽどええやん、って思う人もいるかもしれないけど
丁寧に扱い、時には手を入れてやってモノは長生きする。
縁あって手元に来たもの、大事に大事に使っていこう。
それにしても、柴田さんの対応・・・。
新品のほうが長く長く使えるのは当たり前のことと思うけど
どうしても「売らんかな」の姿勢に思えてしまう。
職人の心意気を見せてくれるかと期待したけど、そういうものではないらしい。