1・17に寄せて

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鳩も日向で丸くなる。まるで饅頭。 当時、ニュースなどでよく見かけるフレーズそのままの、 木造2階建てアパートの1階に住んでおりまして、 それはもう豪快に崩れました。 今だから言えますが、私多分寝っぱなしで、気がついたら 埋もれてたという感じで、目が覚めたとき何がなんだか 分からなかったです。妙に圧迫感があり、何が光ってるんだろうと思ったら、 倒れてたピアノにわずかな光が反射していた、だとか。 寝っぱなしについては、今まで一人にだけ打ち明けたことがあるのですが、 お前、それは気絶してたんやろ、といわれ、多分ほんとに寝てたとは 思うのですが、対外的にあんまりなので気絶ということにしてあります(心の中で) なので、私は、災害のど真ん中にいたにもかかわらず、すごい揺れで怖かった、 という思いをしていません(汗) で、トイレ限界!という4時間後くらいになんとか掘り起こされました。 人間の第一欲求を満たすべく、まだ埋もれている両親を置いて、 その足ですぐ近所のマンションのロビーのトイレに行きましたが すでに・・・(割愛)  1時間後くらいに両親も掘り起こされ病院へ搬送、ここまでなら よかったーですむのですけど、ふすまを隔てて50センチ隣に寝ていた 母親は搬送先で亡くなりました。多分エコノミークラス症候群。 母は長年コープでパートをしていたので、その関係でドライアイスを 手配していただき、また数日後、私が通っていた幼稚園の園長先生に 高槻の教会でのかんたんな告別式と火葬の手配をとっていただいたのでした。 ガスが止まっていたため市内では火葬できず、 火葬場確保までのご遺体の保護が大変だったのです。 それがこんな数々のご縁が重なって(比較的)すんなり実現してしまって、 当日は、悲しいというよりホッとしていました。 いろいろなことが数日のうちに起こりすぎて、ちょっとおかしくなってたと 今では思います。 告別式の説教で、牧師先生が「○○さんは地上での役目を終えられ、神の元に召されました」 というようなことをおっしゃってまして、ああ、キリスト教ではこういう考えなんだな、 と思うと同時に、じゃあ役目って何なの?母はほんまに終わったん? 私が生き残ったのはまだ何か役目があるんやろな、とも思ったのですが、 この謎は今でも解けないです。そして、思い出しては今でも時々大泣きしてしまいます。 子どもは、作文を書かされたり、臨床心理士の先生が派遣されてきたりで 周りの大人がケアをしてくれますが、私はもういいオトナなので 自分で自分をケアしなくちゃなんない。 今まで話をする機会もなく、たまる一方だったので、 私自身のために吐きました。 重たい話になってしもてすみません。